ジュニアが参戦する競技スキーは主に2種目、スラローム(回転)とジャイアントスラローム(大回転)です。
ジャイアントスラロームは雪面に2本のレースポールとそれをつなぐ旗でゲートが設けられていてそのゲートギリギリに滑走してゆきます。
ヘルメットはもちろんのことスピードも出ますから脊椎を守るプロテクターをレーシングワンピの下に装着します。
スラロームにはゲートがなく旗もありません。可倒ポールが雪面に刺されていますのでそのポールを倒して滑走してゆく方法が最も速いとされていますからそのためのプロテクターを備えます。
ちびっこレーサー(U12やK1クラス)の競技規則はさほど厳しいものではありませんから、スキー板はGS/SL供用で問題ありません。大会によっては、コンビというGS+SLのような競技もありますからスキー板は1種類でいいでしょう。理想的には、全く同じスキー板を2組持って両方を同じように使ってゆき、大会前にスキー板が壊れて出場できないことがないようにするのがいいでしょう。確か、130cm以上R14のスキー板ならなんでもいいはずですから、レギュレーションギリギリの130〜140cmの板を勧めます。無理して次のカテゴリーのR17、長さも160や170cmにしないほうが後の上達のためになるでしょう。ヘルメットもスキーブーツもレーシングワンピもポール(ストック)も供用でいいでしょう。安全のためにヘルメットは必ず競技スキー専用の認定品を選んでください。ただし、レガースやチンガード、パンチガードはSL練習や競技の前にドライバーなどでヘルメットやポールに取り付けます。最近の流行ではチンガードをつけないのだそうですが、そのためにゴール後顔面から流血しているW杯選手もたまに見かけますね。ノーガードは決して勧めません。
『 頑張ろう! 静岡ジュニアアルペンレーサーズ! 』